大豆は、豆類の中でも特にたんぱく質を豊富に含むことから、「畑の肉」とも呼ばれます。
その他にも、体に必要なビタミンやミネラル、脂質などを含む栄養価の高い食材として知られており、コレステロール値を下げることによって生活習慣病を予防する効果があるとされています。
⚪︎大豆に含まれる栄養成分
・アミノ酸
大豆に含まれるたんぱく質の割合は、約30~40%と非常に高く、体内で合成することができない必須アミノ酸のバランスが良いことから、「畑の肉」とも呼ばれます。
たんぱく質は筋肉や細胞など、体をつくるために必要となる栄養素で、大豆は肉類などの動物性たんぱく質と比較してカロリーが低いことや、ビタミンやミネラルなどの栄養素が豊富に含まれているため、良質なたんぱく源となります。
・大豆サポニン
大豆に含まれる渋みや苦みの成分で、大豆を煮る時に出る泡に含まれており、サポニンという成分名には「泡のたつもの」という意味があるそうです。
サポニンは強い抗酸化力を持ち、体内で脂質の過酸化を抑える働きをしています。
・レシチン
脂質の一種であり、ホスファチジルコリンとも呼ばれます。
レシチンは、細胞膜の主成分であり、脳や神経組織、肝臓などに多く存在します。
また、脳や神経、細胞内の情報伝達物として、それぞれの組織での機能調節を司います。
体内に存在するレシチンのうち、30%が脳に存在しているといわれています。脳細胞の活動を支える重要な成分であることから、レシチンは「脳の栄養素」とも呼ばれます。
・イソフラボン
イソフラボンは、大豆をはじめとするマメ科の植物に多く含まれるポリフェノールの一種になります。
女性ホルモンのひとつであるエストロゲンと似た働きを持つことから、「植物性のエストロゲン」とも呼ばれます。
エストロゲンは美しい肌やふくよかな体つきをつくる上で欠かせない女性ホルモンであり、大豆に含まれるイソフラボンにはエストロゲンの分泌量を調整する働きがあります。
・コレステロール値を下げる効果
大豆に含まれるサポニンが持つ抗酸化作用によって、コレステロール値を下げることが可能です。
コレステロールをはじめとする脂質は、細胞をつくる上で重要となる成分になります。
しかし、脂質は長時間空気や光にさらされることによって過酸化脂質へと変化し、血液中で増加すると血栓がつくられやすくなり、動脈硬化などを引き起こす原因となることがあります。
サポニンは、脂質の酸化を防ぐことによって過酸化脂質の発生を抑え、代謝を促進する働きが期待出来ます。
高脂血症、動脈硬化症、高血圧症の患者に大豆サポニンを投与した結果、総コレステロールは71%、中性脂肪は88%に改善されたという報告があり、大豆に含まれるサポニンが血液中の脂質を減少させる作用が期待出来ます。
また、大豆に含まれるレシチンにも、脂質の代謝を活発にさせる働きがあり、レシチンの働きによって、コレステロールや中性脂肪が減少するほか、エネルギーが効率良く代謝されることによって血糖値の低下や肥満防止などの効果も期待する事が出来ます。
・更年期障害の症状を改善する効果
大豆に含まれるイソフラボンには、女性ホルモンであるエストロゲンの分泌を促進することによって、更年期障害の症状を改善する効果があるとされています。
女性は、年齢とともに卵巣の機能が衰え、エストロゲンの分泌量が減少することによって、様々な不快症状が現れ、このような症状は、特に更年期の女性に多くみられる症状です。
顔のほてりやのぼせ、発汗、肩こり、頭痛などの身体的なものに加えて、イライラ、不安、憂鬱など、精神的な症状も見られます。
また、年齢だけではなく、無理なダイエットやストレス、喫煙や睡眠不足などの生活習慣が原因でエストロゲンの分泌量が減少するとされています。
その結果、更年期障害に似た症状が現れるほか、月経周期が乱れることがありますが、大豆に含まれるイソフラボンには、エストロゲンの分泌を促し、更年期障害の症状を改善する効果が期待出来ます。
・集中力を高める効果
大豆に含まれるレシチンの働きによって、脳の働きを活発化させ、集中力を高める効果が期待出来ます。
脳を構成する神経細胞のグループをニューロンといい、ニューロン同士を結合する部分はシナプスと呼ばれ、シナプスから分泌される神経伝達物質によって受け取った情報を全体に伝達するほか、情報を記憶として留め、留めたものを引き出します。
レシチンは、この神経伝達物質を合成する成分であり、レシチンの働きによって記憶力や集中力が高まるほか、老人性痴呆症の改善にも有効とされます。
・骨粗しょう症を予防する効果
骨粗しょう症とは、骨密度が低下し、骨がもろくなり、折れやすくなる病気をいいます。
カルシウムは、骨や歯だけではなく血液や筋肉、脳にも含まれます。カルシウムが不足すると、骨からカルシウムを取り出し、血液中のカルシウムの量を一定に保つという仕組みがあります。
大豆には骨に必要なカルシウムのほか、骨からカルシウムが溶け出さないよう調節する働きを持つイソフラボンが含まれます。
エストロゲンの分泌量が減少すると、骨にカルシウムを蓄えておく力が低下してしまうため、骨粗しょう症は更年期の女性に多くみられる症状です。また、若い世代の女性であっても、不規則な生活習慣が原因でエストロゲンの分泌量が減少し、骨粗しょう症が引き起こされる可能性がたかくなります。
大豆に含まれるカルシウムが骨を強く保ち、イソフラボンが骨にカルシウムを蓄えることによって、骨粗しょう症を予防する効果が期待出来ます。
タンパク質といえば、肉や魚を思い浮かべる方が多いですが、たまには、タンパク質以外の栄養素も豊富な大豆を摂ってみるのもオススメです。
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